タービン破損事故をきっかけに今年で4回目
2024年7月30日、株式会社明電舎様の「強風体感教育」が当社つくばテクノセンターにて実施されました。
今年で4回目を迎えるこの安全教育プログラムは、同社が経験したタービンへの養生シート吸引事故をきっかけに開始されました。
プログラムでは、強風や吸引力を実際に体感することで、現場での安全管理の重要性を学びます。
当社の大型送風機エアロ★MAXを使用し、強風環境を再現しました。
風速30m/s強風の中を歩行
「強風体感教育」の様子
再現VTRを使った事前学習
強風を体験する前に、事故の事例と、なぜ事故が起こってしまったのか背景を探ります。
風速30m/sの風に向かって歩行
ブルーシートを持って送風機に向かって歩いてみます。
シートを持っている状態では風の抵抗が強くなり、思った以上に前に進むのが大変です。体験者は、なかなか進めないことに驚かされます。
事故のポイントとなる「シートの吸い込み」
ブルーシートを送風機の吸気口に近づけると、シートがぴたりと吸着してしまい、簡単には剥がせなくなります。
そのまま力を入れて引っ張っても剥がれませんが、端を斜め方向に引くとうまく剥がすことができます。
身動きがとれなくなる危険も
吸気口とブルーシートの間に体が挟まれてしまうと、身動きが取れなくなり、脱出が難しくなります。
このときの吸引力は、男性の体が浮き上がるほど強力です。
養生の飛散に注意
強風が吹く環境では中途半端な養生が簡単に吹き飛ばされ、作業員や周囲に危険をもたらす可能性があります。
養生を行う際には、風の影響を十分に考慮し、適切な固定や補強を施すことが非常に重要です。
使用送風機
エアロ★MAXシリーズ
シールド、都市NATMなどの都市環境や、大断面長大トンネルの施工環境に対応する換気ファンを300台以上保有しています。
必要なとき、必要な容量設備を提供します。
台風動画・各種耐風試験にも使用されています。
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台風動画・耐風試験の詳細はこちら
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スーパー台風に備えて!大型送風機を使った耐風試験、BCP対策
強風体験や耐風試験についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください!
近年、大型台風の増加や異常気象の頻発により、企業の安全対策意識が一層高まっています。
当社の大型送風機は、最大80m/sの風を再現することが可能です。今回の明電舎様をはじめ、製品の耐風試験や従業員の安全教育など、さまざまな用途で幅広くご活用いただいています。
業種・業界関わらず、幅広いニーズに合わせてアレンジ可能です!
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