熱中症対策は「努力義務」から「罰則付き義務化」へ - 厚生労働省2025年6月1日施行

2025年4月15日、厚生労働省は「労働安全衛生規則」の一部改正を公布し、事業者に対して職場における熱中症対策を罰則付きで義務化することを発表しました。
この改正は、職場での熱中症による死亡事故が3年連続で30人以上発生している深刻な状況を受けて行われたものです。主な改正内容は以下の通りです。
- 早期発見体制の整備
– 熱中症の自覚症状がある作業者や、熱中症のおそれがある作業者を見つけた者が報告できる体制を整備し、関係作業者に周知すること。 - 重篤化防止のための措置手順の作成
– 作業からの離脱、身体の冷却、必要に応じた医師の診察や処置を受けさせることなど、適切な対処手順を作成すること。 - 関係作業者への周知
– 上記の体制や手順を関係する作業者に周知すること。
これらの義務に違反した場合、罰則が科される可能性があります。改正省令は2025年6月1日に施行されます。
今年も猛暑の予感・・・暑熱対策は計画的に
流機エンジニアリングでは、暑熱対策として3つの製品を強化し、より多くの現場に対応できる体制を整えました。
強化
- ・高圧ファン型モービルクーラー MC-28 – 狭い作業空間での熱中症対策に
- ・大型モービルエアコン MA-56 – 家庭用エアコンの約15倍の能力
- ・トンネルクーラー – トンネル切羽を涼しく心地よく
熱中症のリスクを軽減し、快適な作業環境をつくることで、作業効率の向上にも貢献します。早めの対策が安全管理のカギ!導入をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
高圧ファン型モービルクーラー「MC-28」
橋梁・地下工事など狭い作業空間での熱中症対策に
- 設備を持ち込めない狭い作業空間へ、冷たい空気を送ります
- 高圧ターボファンで長距離でも冷風を供給
- φ350ダクトで300メートル、φ400ダクトで500メートル以上に送風可能
- コンパクト・軽量で追加導入がしやすい設計
- 冷房時の除湿で塗装の乾燥促進やサビ防止など作業環境の大幅改善
- 仮設レンタル対応、使用条件・工事期間に合わせたご提案を行います

高圧ファン型モービルクーラー
MC-28
風量:100 ㎥ /min / 動力:200V 3相 最大22kW /
冷房:28kW
<用途>
橋梁工事、地下工事、リニューアル・ブラスト・塗装工事、解体工事、改修工事、他熱中症環境下の工場内作業 など
大型モービルエアコン MA-56
冷房除湿・暖房が可能!オールシーズンに対応
- 一般的な家庭用エアコン(12畳用)の約15倍の能力を発揮
- 仮設用大型エアコン、大容量で優れたパフォーマンスを提供
- 屋外設置・静音設計・コンパクトで設置場所を選ばない
- 設置したその日から快適な空調
- 大容量フィルターを内蔵できれいな空気で冷暖房
- インバータ自動温調で周波数に関係なく最大能力を発揮

大型モービルエアコン MA-56
風量:165 ㎥ /min / 動力:200V 3φ 30kW / 暖房:63kW、冷房:56kW
<用途>
イベント会場・体育館の暑熱、寒冷対策や、ブラスト、塗装の品質向上、除湿、暖房、防錆等 など
トンネルクーラー
トンネル切羽へ心地よい風をお届け
- 過酷な作業環境のWBGT値を下げ、熱中症を予防できます
- 作業者の安全を守り、快適な作業環境で効率もUP
- 各機器をユニット化、簡単ON/OFFシンプルな操作性
- 組み合わせは自由自在、要求仕様に応じてご提案します
- 400m先にもさわやかな空気を送り、効果的に除湿し涼しさを保ちます

トンネルクーラー
冷房能力:45kW~396kW/動力:15.2kW~112.2kW
<仕様>
トンネルクーラーは熱交換器、チラーユニット、クーリングタワーで構成。送風機と接続することで、外気を冷却してトンネル坑内に送ります。
導入までの流れ
仮設レンタル対応、使用条件・工事期間に合わせたご提案を行います。
- まずはフォームよりお問合せください
- 担当者ヒアリング・現地調査・仕様検討
- 機種選定・お見積り提出
- 出荷準備~納品
ご要望に沿った製品を安心のサポート体制で納入します。まずはお気軽にお問合せ下さい!