新たなR&Dで未来創造、イノベーションを推進~延べ床面積を4倍に拡大、新製品の市場投入を加速~

流機エンジニアリングは新しい研究施設「Ryuki_Lab.(リュウキラボ)」を新設しました。
Ryuki_Lab.は革新と開発の拠点となり、Research&Development(R&D)を推進するイノベーションハブの役割を担い、これまでの常識を超える新たな挑戦と可能性を切り開く、最前線の研究活動を展開していきます。
施設名 | Ryuki_Lab.(リュウキラボ) |
---|---|
住所 | 千葉県市原市青柳2-15-4(移転) |
敷地面積 | 約1126平方メートル |
延べ床面積 | 約1399平方メートル |
環境課題への挑戦で、研究開発拠点を強化
当社はフィルタイノベーションを通じて、環境課題を解決する装置開発に取り組んできました。環境課題はすそ野が広く、新たな課題が増加しています。また、技術・研究開発では社会実装へのスピードが求められており、前身の市原テクノセンターが手狭となっておりました。
新たなRyuki_Lab.は、弊社の価値創造の最前線基地となり、CO2削減やPFAS処理の改善など、社会や市場のニーズに応じた解決策を提供することを目指しています。また、独自のフィルター技術や機能材に関する革新的な技術開発を進め、新しいアイデアを次々と生み出していきます。
施設規模をこれまでの344m²から4倍に拡張し、約1400m²の広さを確保し、スタッフも倍増することで、社会実装に向けた体制を強化しました。
さらに、マーケティング、要素研究、試作機開発を一貫して担える組織を目指し、国内外から増加する環境課題への問い合わせや共同開発の要請にも対応します。複雑で多様な環境課題を同時に解決するため、研究設備を充実させ、幅広い研究活動により、技術商品開発を展開していきます。
アイデアから製品へ、みんなと未来が一歩前進する待望のRyuki_Lab.

作業エリア
広々とした作業エリアでは、試験装置の試作や試運転を行い、装置の挙動を確認しながらデータの取得や傾向分析を実施します。このプロセスを通じて、新たな商品開発に迅速に着手することが可能です。また、同時並行での試験や実機テストが可能な環境を整備しており、結果を反映したプロトタイプの迅速な製作を実現します。

研究室
シーズ開発において基盤となる要素試験を実施し、因子抽出や評価を行う重要なエリアです。ここで得られたデータは、試作機や新製品の設計にフィードバックされ、製品開発を支えます。さらに、顧客の多様な課題やニーズに対応するため、サンプルテストや分析機器を活用した調査を実施します。
得られた結果を基に、課題解決に向けた具体的かつ実現可能な改善提案を行います。このアプローチにより、研究と顧客のニーズを結びつけ、製品の品質向上と信頼関係の強化を目指します。

事務エリア・ミーティングルーム
静かなデザインが落ち着いた環境を作り出し、集中力を維持しながら業務に取り組むことをサポートします。十分な収納スペースが確保されており、整理整頓がしやすく、より効率的に作業が進められます。ミーティングスペースも備え、誰でも気軽に利用できます。

カフェエリア
自然光を取り入れた開放的な設計で、業務の合間にリラックスしながら新たなアイデアを生み出す場です。自然とコミュニケーションが増えることで、チーム内外のつながりが深まり、新たな発想が促進されます。
社員一人ひとりの創造力と挑戦を後押しするRyuki_Lab.は、新たな価値を生み出す未来型の研究開発拠点として期待されています。
使命と未来への展望

Ryuki_Lab.は研究開発の取り組みを一層強化し、開発テーマを着実に進める体制を整えています。具体的には、現在の新製品市場投入件数を倍増させ、開発テーマの進捗を遅滞なく進めることを目指しています。
数々の挑戦や失敗から培ったノウハウを活かし、お客様の課題の本質を見極め、「お客様のできたらいいな」を形にすることを使命としています。これからも独自の技術と知識を駆使し、新しい価値を創出し、それを社会に広めることで、より良い未来の実現に貢献してまいります。
2025年1月23日 竣工・落成式を執り行いました







代表 西村聡から挨拶

Ryuki_Lab.の建設に関わってくださった関係各社の皆さま、そして近隣の皆さまのご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。
当社は、さまざまな社会課題や環境課題と日々向き合い、その解決に向けて挑戦を続けております。来年、創業50周年という大きな節目を迎えますが、私たちはその先の100年企業を見据え、さらなる成長と進化を目指しています。
近年、外部環境はめまぐるしく変化し、その変化を的確に予測し、いかに柔軟に対応していくかが重要になっています。そのために、この「Ryuki_Lab.」は、当社の独創技術を育む場として設立されました。失敗を恐れず挑戦を重ね、いち早く社会へ新たな解決策を届ける——そんなイノベーションハブとしての役割を果たしていきたいと考えています。
また、ここは皆さまと共に未来を創造し、新たな価値を生み出すコミュニケーションの場でもあります。私たちは「ワンチーム」として手を取り合い、社会に貢献できる存在であり続けることをお約束します。今後とも、変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。