メディア掲載情報

工業通信「化学装置」8月号掲載

2025.8.1

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工業通信「化学装置」8月号にて、流機エンジニアリングのPFAS気相対策技術が紹介されました。

2025年8月発行の雑誌『化学装置』にて、流機エンジニアリングが開発した新たな空気浄化ソリューション「GFP(高精度吸着式ガス浄化システム)」が特集されました。記事内では、PFAS(有機フッ素化合物)を含む有害ガスへの新たな対応技術として、当社の先進的な取り組みが紹介されています。

PFASは、環境中で極めて分解されにくく、「永遠の化学物質」とも呼ばれる厄介な物質群です。2026年4月からは水道水における規制強化が予定されており、特にPFOAおよびPFOSの濃度基準が引き下げられる見込みです。こうした背景のもと、PFAS対策技術の重要性が急速に高まっています。

当社では、これまでの液相(主に水処理)技術に加え、新たに“気相”に着目。PFASを含む大気汚染物質の除去を目的に、GFPシステムを開発しました。GFPは、粉体状の吸着材を用いた独自のフィルター構造により、有害ガスを短時間で高効率に除去します。省力化・自動化に対応している点や、瞬間的な高濃度にも耐えうる設計も評価されています。

処理対象物質は、PFAS(気相)をはじめ、VOC、ダイオキシン、悪臭成分、PCBなど多岐にわたり、工場排ガスや修復現場など、幅広いフィールドで活躍しています。特に注目すべきはその除去性能で、99%以上の除去率を誇る高性能システムとして評価されています。

記事では、こうした技術背景に加え、私たちの「きれいな地球を未来へ」という技術ビジョン、そして社会課題への具体的なソリューション提供の姿勢についても紹介されました。
今後も流機エンジニアリングは、最前線の環境ニーズに応えるべく、フィルター素材や構造の研究開発に注力し、空気・水・土壌といったあらゆる環境の「浄化と保全」に貢献してまいります。