今年も「5.24宣言」安全大会が開催されました!

2025年5月20日に「流機エンジニアリング 5.24宣言2025」安全大会が開催されました。
この安全大会は、当社社員が主体となる「危険回避プロジェクト」の一環として実施されています。
このプロジェクトは、2012年に発生した八箇峠トンネル爆発事故を契機に立ち上げられました。
「5.24宣言」は、この事故が2012年5月24日に発生したことに由来しています。当事故では、当社社員2名が犠牲となりました。
私たちはこの痛ましい事故を決して忘れることなく、従業員一人ひとりが安全対策に積極的に取り組むために活動を続けています。
全社員が「救命技能認定証」を取得 東京消防庁による普通救命講習を実施

13回目を迎えた今年は、全社員を対象に東京消防庁の普通救命講習(3時間)を実施しました。
講習では、心肺蘇生法やAEDの使用方法、窒息時の対応、止血の方法などを座学と実技を通じて学び、参加者全員が「救命技能認定証(有効期限3年)」を取得しました。
今回182名すべての社員が認定証を手にしました。限られたメンバーにとどまらず、全員が救命の知識と技能を備えることで、万一の場面においても即座に行動できる体制を整えることができました。
社員一人ひとりの「いざというときの行動」

特に印象的だったのは、講師の方の「躊躇せずに勇気をもって心肺蘇生を行ってください。それで救われる命が多くあります」という言葉です。
119番通報から救急車が到着するまでの平均時間は約8分。その間に何もしなければ、救命の可能性はどんどん低下してしまいます。「そこに居合わせた自分がやらなければ」—その意識を持つことの大切さを改めて実感しました。
今回の講習は、単に手段を習得するだけでなく「勇気をもって行動すること」の重みを学ぶ貴重な機会となりました。
安全大会当日の様子
救命の現場では、倒れている人を前に状況を判断し「119番通報をお願いします」「AEDを持ってきてください」など、周囲に適切な指示を出すことも求められます。しかし、それは簡単なことではなく、実際に声に出すのも最初は戸惑いがありました。AEDの使い方ひとつとっても、初めて触れる場面では緊張し、うまく操作できるか不安になります。
だからこそ、今回の講習で知識と経験を得られたことは大きな意義がありました。万が一の事態にも「自分が動く」と決意できる力を身につけ、事故を未然に防ぐ意識を高めていきたいと思います。

